今週のお題「わたしと乗り物」
聖書に出てくる乗り物をちょっとおさらいしてみます。
真っ先に浮かぶのは
ロバ
です。
馬とロバってどこが違うの?
と、都会っ子の私などは常日頃疑問を感じているわけですが、
こうして写真を見てみると、違いは一目瞭然ですね。
体の小ささもさることながら、
この何とも言えず悲哀に満ちたたたずまい。
そして、重荷を背負ってぼちぼち歩く姿も悲しみを感じます。
私自身、初めて「ロバ」に遭遇したのはメキシコに行った時で、ちょうどこの写真のように、重荷を背負ってただだまっておとなしく立っていた姿でした。
どことなく人間的な表情もあるので、昔話に「ロバになった人」の話が出てくるのかなと思います。
新約聖書では
イエス様がロバに載ってエルサレムに入る、というストーリーも出てきます。
なにかと従順さの象徴のように語られる場面もあるし、
キリストをロバに例えて記述しているところもあります。
とにもかくにも
驢馬(ろば)はどことなく悲しい…
ただ黙って働き、上司の叱責やアドバイスにはむかいもせず
そのくせ心の中で「ええーーー!」と文句を言っているのに、口では
そうですね…
そうですか…
はい…
と返答している時の自分は、もはや人間ではなく「驢馬」です。
そんな時、私は自分を「情けないやつ!」と思いながらも、ただただうなだれています。
上司に言い返せない自分が、本当に悲しくなる瞬間です。
仔羊おばさん