今の主人と結婚する前の話。
まだ、職場の人には付き合っている彼がいることは言っていなかった。
でも、結婚の話題になった時、私は
「外国人と結婚するとか、もしあったら、大丈夫かなあ、って思います。だって子供の頃見たテレビの話で盛り上がるとか、一緒に懐かしさ感じるとかできないじゃないですか。」と…。
すると、当時40代の私の上司が(女性)、
「そんなん、何でもない!何でもない!」とのたまった。
「あんたな、日本国中あんたと同じ番組見てると思ってるやろ。言うとくけどな、大阪みたいにチャンネルいっぱいあるとこなんか、そんなにないねんで。地方に行ったら3つしかチャンネルないとかざらやねんから」
実は、当時付き合っていたのは、今の主人で中国の上海出身の外国人。
育ちが違うのが結構心配だったのだ。
当時の上司のこの一言は、結構後押しになった。
「そういや、そうやんな…」
別に外国人でなくても、他県の人とか、遠いところの出身地の人と結婚してる人も多い。相手が外国人ったって、そう変わるワケじゃない。
あれからもう27年くらいになるかな…。
見てたテレビが違うとか、そういうのは問題じゃなかった。
うちの主人は
山口百恵の「赤い」シリーズを見てた話とか、
高倉健がいかに人気があったか、とか、そういう話をしてくれて、それはそれなりに興味深かったし、「華麗なる一族」の最初の映画を見た時の話もしてくれた。
ほんで、2人で木村拓哉の「華麗なる一族」一緒に見たりとかした。
帰省にやけにお金がかかるとか苦労もあるけど、出身地が遠いからってそれが結婚の障害になることもない。
確かにそうだった。
あの時の上司に感謝!
仔羊おばさん
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