アメリカのテレビドラマ「大草原の小さな家」を4KテレビでNHKがやっています。
今日は、奴隷解放後の黒人の様子を、美化することなく描いていました。
すごく考えさせられました。
「ソロモン」と言う名前の黒人の男の子が学校に行きたい、と家出をするところから話が始まります。
ドラマの中で、ソロモンがチャールズに「黒人で100歳まで生きるのと、白人で50歳まで生きるのとどっちを選ぶ?」と問いかけます。
正直なチャールズは、この質問に答えることができません。
劇中で黒人の医師が出てきますが、彼は「白人で、黒人の医師のところに来る人はいない」とソロモンに言います。
ソロモンは、それで一挙に希望を失ってしまいます。
今日に限っていえば、ドラマはハッピーエンドではありませんでした。
画面のこっちに対しての大きい問いかけだけが残りました。
これもドラマの中で「100年後、世の中が変わってるかな」という問いかけもありました。
昨日から、名古屋入管収監中に亡くなったウィシュマさんの件がテレビや新聞などで大きく取り上げられています。
この問題の背景には、報道されてる事実以外にも考えないといけない問題がいっぱいあります。
入管の医療体制が整ってなかったから
入管の職員の対応が間違っていたから
そんな単純な問題ではありません。
アジア人蔑視の現実、「留学」制度の問題、日本語学校入学に際しての審査の問題、母国における貧困の問題、来日後の生活について楽観的過ぎる問題、日本語習得の問題、不法滞在の問題、などがあると思います。
今回は、同居していた男性からのDV問題もあったようです。
深く考えさせられました。
今日の「大草原の小さな家」でした。
仔羊おばさん