風通しのいい人生

クリスチャンライフについて語る、祈る。

こんな教会あってもいいかな……ついでに教会結婚式について書く

さて、「こんな教会あったらいいな」を考えてこれまでぼちぼち書いてまいりました。

その中でまだ記事に書いていないのが二つあって、

一つは「お庭がすばらしくて、そこで誰でもくつろげる」教会。

もう一つは、今日関連したことを書こうかなと考えている「見学料を取る教会」です。

猫 教会 に対する画像結果

とはいえ、すでに貴重な建築物などで、拝観料的なものを徴収して教会内部の見学をしてもらっている教会があります。

ワタクシが行ったのはプロテスタントの教会じゃなかったけど、ワタクシは建築物的に価値が高いんなら別にいいんじゃないかと思う(修繕とかでお金もかかりそうだし)。

ただ、「教会」は信徒が日曜に集まって、真摯な思いで礼拝を行う場所であります。

日曜以外にも「聖書研究」だとか「聖歌隊の練習」だとか「青年会(若者の集まり)」とか「祈り会」だとか、あるいは英会話のクラスや料理教室のような習い事のようなことをやってるケースもあるかなと思います。

ないかな?

なかったらごめんなさい。

まあともあれ、そういう事情があるし、教会員は「十一献金」や「特別献金」などで会堂建築のローンを担っています。だから、教会員の活動が優先されてしかるべきですから、そうそう簡単に「拝観料を取って見学させる」ことはできないと思います。

猫 料理教室 に対する画像結果

あともう一つ、お金をもらってやってもいいかな……

でもなあ……

どうかなあ?

( ̄ー ̄)

と、迷うのが

(信徒以外の人の)結婚式

です。

 

ワタクシの通ってる教会では、信徒に限り結婚式を教会でやれます。

特に決まった料金はなく、これも「特別献金」枠で、各自思うところを献金します。

ワタクシも自分の通ってる教会で結婚式を挙げました。

信徒の中には、ホテル婚を選択する人もたまにいますが、その際の司式をする牧師さんを、自分の教会でいつもお世話になっている牧師さんにお願いするケースもあります。

その際の料金的なことはワタクシはよくわかりません。

でも、ホテル婚の場合、料金は結構決まっているだろうから、それを払って、たぶん「牧師手配代」みたいなのが無料になり、牧師さんには自分の決めた額を牧師さんに謝礼として払うんじゃないかと思います。

信徒さんの懐具合にもよりますが、その謝礼は長年1万円くらいだったかと思います。

ここ5~10年くらいは2万円にアップしてるのではないかな?

でも結婚式は特別だから3万円が相場なのかな?

 

あ、ところでホテル婚の際の司式をする牧師ないしは神父ですけど、牧師や神父は資格が要ります。

たとえホテル婚といえど、資格のない偽物が司式を行うことはできません。

なので「ホテル婚の司式」をアルバイトでやってる牧師さんや神父さんは存在すると聞いています。

ワタクシはそういう「バイト」も容認派です。

 

さて、信徒以外の人が

「あのう、こちらの教会で結婚式を挙げられますか?」

そういう問い合わせ、きっとどの教会も受けたことがあるんじゃないでしょうか?

あれ?

こんなところに教会あるぞ。

結婚式やってるかな?

みたいな、気軽な気持ちだと思います。

それくらい、日本人にとって

キリスト教=結婚式

結婚式=キリスト教

だと思う。

で、ほぼ大抵の教会がいわゆる「料金をいただいて教会を使って結婚式をやる事業」は

やっていない

と、思います。

 

ワタクシの教会で信徒の結婚式を行う際ですが、結婚式そのものは別に大丈夫なんです、いつもの礼拝とそう何が変わることもなく、まあ確かに結婚する二人の家族や友人や親せき、同僚などがいらっしゃるので席は満杯になりますけど、結婚式そのものはまあ別に。

問題は、その後の「祝会」(と、ワタクシの教会では呼んでいます)です。

いわゆる「パーティ」=「披露宴」ですわ。

これが教会ではできない。

教会員が教会で結婚式をするときは、これはもう、信徒総出でがんばります。

配膳(テーブルセッティングと呼べ!)とかお茶出しとか、来られた方の接待というかですね。

駐車が発生する場合、その案内や誘導も信徒が行います。

場合によってはケーキや果物、お菓子など信徒の手作り……ということもあります。

ワタクシの結婚のときはヘアは近くの美容院でやってもらったんですけど、お化粧は信徒さんにやってもらいました。

ウェディングドレスは同じ教会の姉妹(同じ教会の女性教会信徒のことです)に借りましたし、祝会はしない、という打ち合わせだったのに、教会の方が自主的にサンドイッチやお菓子を来られた方に出してくれました(もちろんお飲み物も……)。

なんというか、教会員は家族、というイメージで動きますんで、信徒の結婚式の場合、心からのお祝いの気持ちで頑張るんです。

ワタクシも他の兄弟姉妹(教会員のこと)が結婚する際には上記のようなことをやったし、祝会(披露宴)の司会も何回かやらせていただきました。

もちろんのように、それらはすべて「奉仕」です。

お金は一切いただきません。

何なら兄弟姉妹が結婚される、ということでお祝いを包んだりするくらいです。

とはいえ、そんななので教会の結婚式はお金が莫大にかかるものではなく、ワタクシも結婚式をやってもらった時の献金ってたぶん50万円くらいだったかなと思います。

親がかなり助けてくれて、最終的にもうちょっと献金したかも……。

でも、100万円も払ってなかったと思う……。

一般的に教会で祝会をするときは、食事は仕出し弁当で、お菓子(ケーキ的なもの)はどこかの店に注文、お茶や果物その他は教会員が奉仕で出してると思います。

 

で、いつその結婚式を行うかなのですが、日曜の礼拝は必ず行いますので、

祝日

あるいは

土曜

あるいは

日曜の午後

あたり以外は実現できません。

 

「近所の教会」でなぜ結婚式を行っていないか?

一つには「信徒に限る」から。

もう一つは「祝会をどう行うか解決できないから」だと思います。

料金を取って行うとしても、一体、誰が祝会の奉仕をするのか想像もつきません。

そういうのを出張でやってる業者もいるのかな?

ともかく、教会の第一の使用目的は日曜の礼拝とその他信徒が行うあれやこれやです。

 

また、信徒が出入りする以上、信徒さん方の安全も図られないといけませんから、まったく教会に関係のない方が自由に出入り……というのも限界があります。

日本では教会に対し投石とか火炎瓶を投げ入れるとかありえませんけど、世界の中には教会への迫害が起こってる地域もありますから、教会も最低限のセキュリティは図らないといけないということです。

 

で、教会で「信徒以外の結婚式をお礼の料金をいただいてやる」については、ワタクシは一概に反対はしません。

でも、教会員には「自由献金」で「奉仕、奉仕」でやっていることを教会員以外の人に対して「じゃあ謝礼はいくらで」みたいに決めて挙行するのはなんか馴染みません。

 

しかし、教会もいろんなローン(主には送迎用の車と建築物に関するもの)を抱えて経済的には大変だから、できない、できないと言わずにチャレンジしてみてもいいかなと思います。

 

ほんとは「真面目に求道する人に限る」とか考えましたけど、仮に結婚式を挙げるというご縁で受洗くらいまでいったとしても、その後の教会員生活(献金だけじゃなく日曜礼拝の定期的な参加、教会に集まってる方々との人間関係含め)は長く続けば長く続くほど試練もやってくるから、そうそう軽々に行うものでもないと思います。

 

ただ、検討はしてみていいと思います。

お金のためというより、それを機会にキリスト教について知ってもらうことは大事なことですから。

 

仔羊おばさん