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ワタクシはプロテスタントのキリスト教会のメンバーになって35年余りの信徒です。
タイトルにもありますように、
親は毒親であることが少なくない。
ということについて今日は書こうと思います。
ここんとこ「宗教二世」問題が盛り上がって(?)おります。
そもそも「うちの親ってサイコー!」と感じていれば何の問題もありません。
別に宗教を信じてない親でも「毒親」と呼ばれる親もいれば、「いい親」と子供に評価されている親御さんもいらっしゃいます。
私自身は「宗教二世」問題が安倍元首相の暗殺事件後めっちゃマスコミで報道され始めた時に、まずは、
何をいまさら!
統一教会問題は私がクリスチャンになった頃(35年以上前)からダイモンダイだったぞ!
(; ・`д・´)
と、思いました。
しばらく経つうちに、もちろん学費も出してもらえないほど献金してる親を持ったら大変すぎる、献金って限度があるんだな、と思いました。
でも、と同時に、
それって親がアルコール中毒とかギャンブル中毒なんかだった時と同じだよな。
とも思いました。
「宗教二世」と、マスコミは騒いだけど、どうしてマスコミはそういったアルコールの害や競馬、パチンコについては騒がないのか。
ちょっと理不尽かなと感じました。
そういった家庭で育つしんどさにも目を向けたら?
と、思ったんですよね。
ワタクシ自身のことを振り返ってみて、親はよい親だったと思いますけど、10代20代の前半くらいまではそりも合わず、親の生き方や価値観がすごい嫌でずいぶん反抗しましたよ。
20代前半で洗礼を受けたのも、親の生き方とかを見て「そういうの嫌だ」「親の人生には救いがない」と感じていたとい理由もあります。
ワタクシは「宗教一世」なわけですが、「一世」には「一世」なりの理由もあるんです。
その宗教を信じる人生が、信じない人生よりはるかに幸せで平安がある、ってことなんですよ。
例えばお金と世間体とが一番大事、という価値観で猛烈に働く親だったりすると、
「将来は大企業に勤めたほうがいいに決まってるんだから学部は〇〇にしろ」とか
「そんなことをしたら世間に恥ずかしいからするな」
とかあるんですよ。
価値観を押し付けてくる親って、別に宗教一世だけじゃなく、普通にいます。
それに暴力的だったり、わがままだったり、子供のことはほったらかしの親もいる。
確かに聖書には「親の教えを聞いたら長生きする」みたいな文言があるけど、そんな理想的な親ばっかりでもないもんな。
宗教を信じてない親は信じてない親で、それはそれはいろいろいるし、中には「こんな親はゴメンこうむりたい」って親もいる。
まあ
隣の芝生は青い
って言うじゃないですか。
私なんかも「あー親がクリスチャンだったらよかったのに……」と何度思ったことか。
まず、クリスチャンの親って優しいし、言うことをよく聞いてくれるし、酒飲んであばれるとかきっとしないだろうし、温厚で正直……素晴らしいじゃん!
だから、今のところワタクシが申し上げられるのは、
結局は親とそりが合うかどうかなんだ。
ということです。
合わなきゃ宗教一世であろうがそうでなかろうが、子供にとっては毒親なのですよ。
だから、ワタクシ自身も、私の子供にとっては「毒親」なのだと思います。
クリスチャンの価値観で育ててきたけど、二人とも教会には通っていないもん。
私はクリスチャン人生最高! って思ってるけど、子供たちはそうじゃない。
他の価値観の親だったらなあ……
( ̄ー ̄)
って感じる子供が多い、ってことなんだと思うの。
子供自身の精神的自立、って側面で考えると、決してそれは悪いことでもないとも言えるから、親としては尊重してあげるのがイチバンかな。
仔羊おばさん