風通しのいい人生

クリスチャンライフについて語る、祈る。

「福音派」読了。

先日来、興味深く読んでいたこちらの書籍、ついに読み終わりました!

 

すごい勉強になったし、うんうんと納得するところもあったし、日本とアメリカで雰囲気違うぞ、と思うところもあった。

こうして読み終わってみると、時の政治や政権を左右する、アメリカの宗教の状況ってすごいなと思う。

日本のクリスチャンは数が少なすぎて影響なんか政治にも経済にも教育にも、まあいやどんな分野にも与えられないけど、例えば仏教だって神道だって政治に影響を与えているとはあんまり思えない。

猫 宗教 に対する画像結果

で、この良著のサブタイトルが「終末論に引き裂かれるアメリカ社会」となっている。

読み終わって、アメリカの福音派の人々にとってなぜ政治が大問題なのかという争点の一つが「中絶」であるというのも考えさせられる点であった。

 

今、衆院の選挙の争点って、例えば消費税とか外国人政策、財政のあり方、外交政策、あたりだよね。

「中絶」とか出てこない。

ワタクシは洗礼を受けて今年40年を迎えることになるクリスチャンなのだけど、その視点で次回のブログは、この「中絶」について書いてみようと思う。

 

その前にまず、今回は「終末論」について書く。

この本を読んで初めて「え?終末論ってそんなに不思議なこと?」と思ったのがワタクシの正直な感想だった。

というのは、これは新約聖書にもちゃんと書いてあって、クリスチャンなら大抵の人が(だとワタクシは思うんだけど……)

いつかはこの世の終わりが来る

と信じている。

いや、何なら、もしかしてクリスチャンじゃなくても「いつか世界の終わりはやってくる」って思ってません?

そう考える人の方が多くありません?

なんか、この本のサブタイトルが意外だったんすわ……。

 

「NONS」(この本にも出てくるんだけど、特定の宗教を信じてない人のこと)でも、そういう感覚って思ってたから、それが社会の分断につながるってことが意外でした。

でも、確かにこの本を読んでいくと「キリスト教信仰に立って、かつ終末論を信じている回心経験のあるクリスチャン」がアメリカでは一大勢力なんで、その動向を無視できないアメリカ社会をこの本で理解できるというのがよかった点でした。

 

終末論を多くの人が胸に抱いているかどうかはともかく、ワタクシが最大に問題だと感じているのは、その

世の終わり

すなわち

終末

がいついつやってくる、という

到来を予言するやつ

が存在することです。

聖書にはその終わりの時は「盗人(ぬすびと)のようにやってくる」と書いてあります。

つまり、誰もが予想もしてない時に来る、って書いてあるのです。

にもかかわらずです。

実際、ワタクシの教会でもあったんですよね。

ちょうど西暦2000年の少し前に(1990年代)、牧師夫人が「もうすぐ終末が……」と言い出した。

なんでも、アダムから誰それまでが2000年、で、イエス様からもうすぐ2000年、で、

終わりが来る

と。

想像するに、きっとそういうことをおっしゃる偉い先生がいらっしゃったんでしょうね。

作り話をする牧師夫人ではないから。

信仰深い方だから、きっとどこかの集会で著名な先生や偉い先生からそういうことを聞いて、きっとあっという間に信じたということなんだと思うんです。

(そういうのも問題だ)

 

当時ワタクシは半信半疑でしたかね。

内心、2000年で終わりが来なかったらどうなるんやろ?

先生(牧師夫人のこと)困りはれへんかな?

と、思ってました。

教会のメンバーの中には「もう終わりが近い」と口にし始める人もいましたけど、ワタクシの知る限り少数に限られていました。同調する人は少なかった。

おおむね、ワタクシと同じ感覚だったのでは?

内心では鵜呑みにはしてなかったと思う。

聖書には「盗人がくるように」とはっきり書いてありますからね。

「イエス様から2000年」なーんて書いてないし。

まあ、そういう感じで信徒が惑わされてしまうこともなく良かったです。

 

今年は2026年。

そういう経験も通り過ぎたため、たぶんワタクシ自身、

聖職者も「神様を信じてるけど神様ではない」と思い知ってしまい(つまり人間であって間違えることもある)、今のこのブログの気分になってきたんだと思います。

で、牧師夫人ですけど、別に何でもなくそのままです。

まあ、そんなもんです。

 

私自身は、この「終末」について「地震」と同じにとらえています。

例えば南海トラフはきっといつか起こる。

30年以内に起こると言われている。

だけどもそれがいつ?ということは専門家でも予想できない。

もしそれを「いついつ起きる」と予言する人がいても、軽々に信じちゃいけないんだと思うの。

で、もしも今日起きて、自分が死んでしまっても誰も恨むことはできない。

「終末」もそうかなと思う。

いつかわからんけど、いつか来る。

自分が生きてるうちに来るのか、いつなのかは地震よりさらにもっと予想がつかない。

地震みたいなもんだと思うと、「終末が来る」というのもなんかしっくりくるの。

ぼんやりと「いつか来る」と思ってる。

そういうわけで、地震対策に防災グッズもちょっとは準備してるんですけど、終末について準備できてるとは言い難いかな。

 

こうして考えてみると、地震にしろ終末にしろ、それが日本では別に分断を生まない、ということは言えるかもしれません……。

 

外国人政策とか憲法改正とか積極財政or緊縮財政でしょうか。

真剣な分断につながりそうなのは。

 

お国柄やな。

(-_-)

仔羊おばさん