風通しのいい人生

クリスチャンライフについて語る、祈る。

今のイランは80年前の日本かもと考えて……無条件降伏後の日本を振り返ってみて思うこと

アメリカがイランに無条件降伏を迫っている、というニュースを聞いた時、80年前の日本、第二次大戦で無条件降伏をした日本のことを思い出した方もいらっしゃたでしょうね。

ワタクシもその一人です。

 

実際、その第二次世界大戦後の日本、日本人の考え方とか生活習慣とか経緯とかそういったものをつらつらと考えてしまいました。

猫 考える に対する画像結果

戦後っ子のワタクシの考え方、感想としては戦後アメリカに統治されて、憲法を「押し付けられて」或いは「世界に誇る憲法を起草してもらって」、良かったんじゃないかというのが正直なところなんです。

 

いち庶民としては、そんな感覚です。

 

イランにも様々な考えのかたがいらっしゃるだろうし、他国に占領なんかされないほうがいいに決まってるんですけど、とはいえ「お上(かみ)に従うしかない」立場の者にとって、現状の政府がよいのかどうかは、正直なんとも言い難いところもあります。。

 

例えば、第二次大戦後の日本、日本人はどうなっていったでしょうか?

日本は無条件降伏して、アメリカの占領統治を受けました。

 

1.日本国憲法

これを「押し付けられた」ものとみるか「世界に誇る平和憲法」とみるかは立場により価値観により様々でしょう。

でも、現時点で「改憲」「いや改憲反対」は半々くらいか下手したら改憲反対が多いくらいだし、「改憲反対」は頑固に存在します。

つまり、憲法をどの立場の人が起草したかは庶民にとって問題ではない、ってことです。結果的にそれが自分の利益につながっているなら別に、同国人が書いた物であろうがかつての敵国の人が書いたものであろうが、あんまり関係はないのじゃないですかね。

 

おそらくは現時点でのイランに住む多くの人々にとっても、国や制度、法というものはそういうものなのかなと想像します。

 

2.宗教

日本は今、宗教の自由が保障されていて、別にキリスト教を信仰してもいいわけだけど、現実、クリスチャンは人口の1%にも達していません。

毎週教会に通っているプロテスタントクリスチャンなんて、0.2~0.4%程度だって聞いたことがあります。

多分、イランをアメリカナイズドしたって、制度をアメリカ的なものにしたところで、そんなに人々の信仰や宗教観があっさり変わることもきっとないだろうというのが、日本人クリスチャンの私が実感するところです。

そりゃ、絶対に同じようになるかどうか保証はありませんけど、民主化が進んだって、宗教観なんてそうやすやすと変わらない。

だから、イランが仮に降伏したところで、そうそう劇的に宗教的な変化は起こらないんじゃないでしょうか?

アメリカの「福音派クリスチャン」にしたら、イランが宗教的に開放されて信教の自由が保証されたら、「すわ伝道のチャンス」ということで喜ばしいことかもしれません。確かに宣教師がその地で宣教できれば、それは望ましいことでしょうけど、では、じゃあ、クリスチャンが増加するかとかいうことは、そんな大きい期待は持てないのではないでしょうか。

 

3.国体の保持

日本は無条件降伏したし、アメリカの占領統治を受けましたが、国体が解体されたりはしませんでした。「日本」は残ったのです。

公用語が英語にはならなかったし、日本列島全体がアメリカ領になったりはしませんでした。

これには様々な理由があるかと思います。何せ「無条件降伏」だったんですから。イランが降伏した場合、それがどうなるかは確かに予想はできません。ここは何とも言えないな。

 

4.「お偉い方」の立場

日本では、それまで神だった天皇(様)が人間・天皇になり「日本の象徴」ということになりました。でも、みんな天皇を慕っているし、天皇(家)は人気があり、お正月の一般参賀も大盛況だし、災害の被災地にいらっしゃるとどれほど多くの方が慰められることか。

その現状をみると、イランの宗教指導者の方も、国の制度が変わったって庶民にとって近しい存在として寄り添っていただける存在として降伏したって安泰だと思われます。

 

5.基地

日本にはアメリカの基地が残りました。

もしかしてアメリカの狙いはこれなんですかね?

イランに軍事基地を置きたい?

私は専門家じゃないから、そういったところは予想もできません。

 

6.庶民にとっての政府のあり方

結局、庶民は生活が何とか成り立ち、希望がそこそこ持てる社会になれば、実は民主主義であろうが何主義であろうが関係ないんじゃないかと思うんです。

戦前、日本は強固な反米国でした。

でも、戦後、子供たちがチョコレートをもらい、アメリカの映画や音楽が入ってきて、ピザやハンバーガーなんかのジャンクフードが入ってきたら、アメリカを嫌う気持ちなんてどっかに吹っ飛んでってしまいました。

変な話、生活を安定させてくれる政府が良い政府、主義やらなんやらは関係ないってことだと思います。

 

7.新しい価値観が入ってきても変わりにくいものはある

憲法が変わって「平等」となっても、日本の女性の地位は変わらず低いままです。

もちろん、憲法が変わる前と比べたら格段に上がってると思うし、女性が生きやすい社会になってると思うし差別的な扱いも激減してて、それは女性にとって喜ばしい変化であったと思います。

まあ、そんなこともあるから、私なんかはイランの女性にとっては今の政府よりはアメリカ的な制度になったら幸福度増すかも……、と思ったりするんですよね。

でも、だから、じゃあ、何もかもが急激にそう変化してしまうかというと、そうでもない。

だから、政府が変わったからって庶民にとってのユートピアがやってくるかというと、別にそんなことはないんじゃないのかな。

残念ながら。

 

私の結論

戦争をやりたい人たちって自分は戦場で命を失う可能性が低いから、戦争が始められるんだと思います。

日本でもそうですけど、庶民にとっては無条件降伏にしろ何にしろ、さっさと戦争をやめてくれるのがイチバンってことだと思います。

アメリカ、イスラエルが一刻も早く戦争をやめるように世界は一致してなんとかしてほしいと思います。

 

仔羊おばさん