1か月ブログを書いていませんでした。
この「現役プロテスタント教会会員が献金について説明」シリーズも、おおむね大事なことは書いたし、他のネタを書こうかとか考えていました。
でも、このブログは不思議で、時々「謎の閲覧一挙増加」という現象が起きます。
8月にも1度その現象が起きました。
想像しました。
どんな人がご覧になっているのでしょう?
「献金について知りたい人」って、クリスチャンになりたての人?
宗教二世について調べたいと思っている人?
まあ、いろんな可能性があるけど、もしかして……。
交際相手がクリスチャンと聞いて、果たしてカルト宗教に属してる人なのかとか心配になって、ネットサーフィンしてる間にうちのブログに流れ着いて読んでくださったのかもしれません。
で、思い至りました!
交際相手がクリスチャンだけど結婚していいかどうか?
で悩んでいる方もいるのではないか?
と。
そして、「相手がクリスチャン」といってもカルトなのかどうかよくわからなくて不安、という方もいらっしゃるかも。
で、それに対するワタクシなりの考えを今回から書いていこうと考えました。
書き始めたら、1回ではとても書ききれないほどのボリュームが出てしまいました。それで、何回かに分けさせてください。でないといつまでも記事のアップができません。
まず、お相手の所属がカルト宗教かどうかについては、その方の所属教会の正式な名前を教えてもらうことです。
教団名・教派名があればそれも教えてもらってください。
それさえわかれば大体の調べはつくはずです。
カトリック教会の場合はワタクシはよくわかりませんが、教会堂はそんなにたくさんないけどやたらでかい!というのが多い。
プロテスタントの教会はその点、大きい会堂を持っている教会もあれば、「民家?」みたいな教会もあるので若干見分けにくさがあります。
で、調べても調べてもよくわからない場合は、いわゆる「新興宗教」の可能性があり、その場合カルトの確率は高くなるだろうと思います。
もっともキリスト教の教会でも「単立」といい、どこの教団にも教派にも属さないけど正統的なキリスト教会は存在します。
もしもそういった教会の場合には、例えば「献金」については教会で集めた献金を更に上部の組織である教団に上納したりもないし、なんか純粋なイメージがワタクシなんかはあります。でも、そういった単立教会でも正統的なキリスト教(プロテスタント)の場合、超教派の集会などには協力してることがほとんどのはずです。
例えば「クルセード」などという名称の、日本全国で行われる教団教派を越えた大規模宣教集会には参加や協力してるはずです。
ワタクシは洗礼を受けて35年以上になりますので、単立の教会でも正統的なキリスト教会かどうかはほぼわかります。
「使徒信条」を唱えるか?
「主の祈り」を祈るか?
そして、その言葉がいじられていないか?
聖書や聖歌を見てみるだけでもおおむねわかります。聖書は何回か翻訳バージョンが新たにされていますが、口語訳や新改訳の聖書の時代は長かったので、そういった古い聖書が本棚みたいなところに並んでいたりもします。今は新共同訳を使ってる教会が増えたかな?
その教会で子供たちの集会を行なっている際の教材は何を使っているか?
ギデオン(という聖書を翻訳している国際的な団体)の英和聖書が置いてあるか?
超教派の集会や宣教団体・宣教師のチラシが置いてあるか?
などです。
ワタクシの教会でもキリスト教書店の書籍紹介の冊子を置かれていたり、国際的なキリスト教系慈善団体のニュースレターが掲示板に貼られていたりします。
「単立」またはどこかの教派に所属してるにしろ、正統的な教会にはそういった教団教派を超えた出版物やチラシ、ニュースレターなどが掲示されているものです。
でも、そんなのを素人がちょっと行っただけで判別するのは難しいので、ご自身に自信がないなら、その地域の別教会の牧師さんに時間を取ってもらって(たぶん即答は無理)事情を説明し、後日教えてもらう方法もあるかなと思います。
日曜などで礼拝前後だと牧師さんも忙しいかもしれないので、いつならゆっくり時間を取ってもらえるのかとか直接聞くほうがいいでしょう。
メールや電話だと少し怪しまれるかもしれませんから、直接会って事情を話すのが一番だと思います。
「すみませんが教えてほしい」と頼めば、できる限りの相談には乗ってもらえると思います。
また、カルト宗教からの脱会に真剣に取り組んでる牧師さんもいるので、ネット検索などで調べて、その方に教えてもらうのも手です。
また、ワタクシのような長年教会に通っている信徒に一緒に行ってもらえば、あっさり判別してもらえると思います。
ただまあ、カルト宗教の中には一度行くとしつこいところもあるかもしれません。
そういうのだと厄介ですから、軽々には行きたくはないですよね……。
カルトかどうかの見極めですが、これはNHKの番組「こころの時代」の「徹底討論!問われる宗教とカルト」の説明がすっごく納得!です。
書籍化もされています。
ここではカルトの特徴として
1.「恐怖」によって人を縛り付ける。
2.「搾取」する。その人の生活が破たんするまでなにかを搾取しようとする。
3.「拘束」をともなう。その宗教や教会への加入と脱会が自由でない。
の3つが挙げられています。
カルトの本質はそういう特徴があるので、見極めの参考になさってください。
次回は「相手がちゃんとした正統的な教会の信徒である場合」について書こうと思います。
仔羊おばさん