今は2023年9月ですね。
もともとこの性暴力事件が起きたのは2017年5月とのこと。
すみませんが、ワタクシは全く存じ上げませんでした。
裁判所の牧師と病院に対する民事訴訟の判決が出たのが2022年12月。
牧師と病院に110万円の支払い命令が出ました。
これも全く存じ上げませんでした。
今回の訴訟は2018年における牧師二人が作った「守る会」とキリスト教系新聞に掲載された「当該牧師の性暴力は濡れ衣」との主張に対するもののようです。
申し訳ない!
ほんと知りませんでした。
当該牧師は日本基督教団の牧師。
日本基督教団はプロテスタントの中で戦前から日本にある、比較的穏健な、そして信者数の多い教団です。
聖路加国際病院は日本聖公会だそうです。こちらは非常に保守的なイメージですかね。プロテスタントですけど、もともとイギリスの教団で、儀式の際の牧師の衣装などは壮麗でカトリック教会寄りだと耳にしたことがあります。
こちらも保守的で穏健。
すなわち、「やり方がいちいち古い」んでしょうね(これはワタクシの勝手な推測。信じないでください)。
当初の対応はそっけないものだったようです。
まあ、残る記事から判断するほかないですが。
賠償命令が出た時点で日本基督教団は謝罪。
また、当該牧師は日本スピリチュアルケア学会から除名処分を受けています。
結構な大問題ではありませんか!
( ゚Д゚)
ワタクシの見地としては、患者さんは難病を患ってらっしゃるとのこと。
そんな方が訴え出るだけでもそうそうないことです。
その時点で事実を認め謝罪してしかるべきでしたね。
仮に濡れ衣だったとして、濡れ衣を黙してかぶるのがキリスト者ではないかとも思います。
それではクリスチャンは仮に冤罪でもかぶらんといかんのか?
というと、そこは嘘をつかずに正直に真実を告白すべきでしょうけど、しかし特に聖職者ならばあえて罪をかぶる存在でいてほしいというのが、いち信徒の正直な感想です。
真実は神様がご存知です。
今回のことはしかし、病院側も脇が甘かったと言えます。
2017年というとコロナ前ですし、保守的なキリスト教会には酷な要求ではありますが、
このような事件が起きかねないと予想して、チャプレン側も患者側も単独ではケアを施さない、受けない、というやり方にするしかないですね。あるいはカメラでも設置して記録を撮るとか。
一般の小規模の教会では、信徒も少ないのにそんなやり方はあまり現実的ではありませんから、平日の昼間とかに教会を訪れた方には
「後日再度誰か付き添いを連れておいでください。当教会も聖職者以外の誰かが同席することになりますけどいいですか?」
というようなまだるっこしい対応になりそうです。
いちいち大変ですけど……。
この事件の被害者の方の病が完全に癒されることを祈ります。
ワタクシも病人の端くれですから。
発言は病人寄りです。ご容赦ください。
すごく考えさせられる事件です。
時代はどんどん変わってきていますね。
いつまでも江戸時代に留まるわけにもいかない。
仔羊おばさん